末政実緒、辛勝の12連覇

モンサンタンの試走で左肩を負傷し、以後のWC参戦をキャンセルし帰国した末政実緒
その判断に大きく影響したのが直後に迫っていた全日本選手権の日程だったことは間違いないと思います。

どの程度のケガなのか、金曜日の公式練習をコースで過ごすのですがほとんど彼女の練習する姿を見ることはできませんでした。
Mio SUEMASA
タイムドセッションでようやく彼女の走りを見たのですが、本当に切れ味がありません。
過去11年間全日本選手権を連覇し続け、活躍のフィールドはWCという十分かつ圧倒的な実績から、
「出走さえできれば勝てるでしょ?」との見方が大勢を占めてしまうのは仕方ないのだけれど1本勝負の世界は何が起こるかわかりません。
彼女のくもった表情を見れば、改めて全日本というタイトルの重さを感じるし連覇へのプレッシャーというのは相当なものだったはずです。

決勝。
僕は移動用の自転車をパンクによってロストし、女子決勝の撮影予定場所を急遽変更しなければならなくなります。
さて、どこで撮ろうか。
ゴール前の芝生で撮ろうか少し悩んだのですが、もうずいぶんとレースでの撮影で使っていなかったA’の名物ポイント「大岩」へ行くことを選択します。
_DSC9976
そこで僕は彼女のコンディションの真相を少しだけ見てしまうのですが、彼女は大岩を回避するラインを選択したのです。
これはよっぽど具合悪いんだな、、、と。
決勝の1本勝負にアドレナリンパワー+痛み止めで、実際に走れるのなら後先考えずに全開行くのかな、と思っていたのですが違いました。

6秒差。
それがどれほどの差なのか。
男子ならぶっちぎりと言える大差ですが、実緒が2位と6秒差というのは僕の記憶に、というかイメージできない感じなんですよ。


こんなにキツい優勝コメントがあるのか。
だけど今回ばかりは本音なんだな、と思います。

彼女の今後の予定はいったん白紙だそうです。
怪我の具合は続報を待ちましょう。